USB接続で携帯電話PHSをモデムとして利用する †Linux(debian/ubuntu)汎用 †接続の確認 †まず、携帯電話やPHS(おそらくembile等も)をUSBに接続し、端末から以下の 様に接続状態を確認します。 $ dmesg | grep ACM と打ったら次のように見えると思います。 cdc_acm 2-1:1.0: ttyACM0: USB ACM device 該当しない場合は $ dmesg|tail usb 2-1: new full speed USB device using uhci_hcd and address 2 usb 2-1: configuration #1 chosen from 1 choice cdc_acm 2-1:1.0: ttyACM0: USB ACM device usbcore: registered new interface driver cdc_acm cdc_acm: v0.26:USB Abstract Control Model driver for USB modems and ISDN adapters とだけ打ってtty周りが有るかどうかみてみます。 ttyACM0となっているのが、モデムとして利用できるポートとなります。 複数ある場合はttyACM1等と順に数が増えます。 ダイアルアップ設定 †pppのlcp-echoを返さない端末を使う場合に備えてあらかじめ設定をします $ sudo vi /etc/ppp/options として lcp-echo-interval を探します。見つかったら lcp-echo-interval 0 として 0 を設定します。これでlcp-echoを返さない端末でもpppが切れることがありません。 ダイアルアップの設定には pppconfig 等を使う場合や、GNOME等に統合されているような(gnomePPP等) クライアントが有るのでそれらを使います。 モデムデバイスの指定を最初の接続確認をした ttyACM0 のように設定を行い、 後はプロバイダのアカウントやアクセスポイントの番号を入れるだけです。 PPPクライアント †代表的なPPPクライアントは GNOME PPP(GUI低機能) KPPP(GUI高機能) pppconfig(ターミナルコンソール用) 等があげられます。 GNOME PPPインストール GNOME PPP †例えばWILLCOM端末のprin(2X)の設定はこんな感じで、 接続ができると以下のダイアログに切り替わり Detailsをクリックすると詳細が出てくる KPPP †インストール $ sudo apt-get install kppp 日本語化するにはKDEの日本語パッケージをインストールする $ sudo apt-get install kde-i18n-ja kde-l10n-ja language-pack-kde-ja kdebase kdebase-bin kdebase-data pppconfig †$ sudo pppconfig |